伝統に立脚し、未来を考えよ。―これは創立者 中村春二の言葉です。
成蹊学園は、2012年に学園創立100周年を迎え、新たな100年に向けた一歩を歩み出しました。本校には世の中がどんなに変化しても、変わることなく受け継がれてきたものがあります。それは、「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」という私たちの建学の精神であり、誇り高き伝統です。その上で私たちは、「グローバルに認知される教養と個性」「協調性ある自立精神と自律的行動」「知的好奇心と科学的探究心」を教育ビジョンとして掲げ、未来を創る人物像として、自ら課題を発見し、解答を導き出せる人物の育成を目指しています。
大きな変化が予想されるこれからの時代において、子どもたちは近い将来、「解答のない社会」へと巣立つことになるでしょう。大切なのは、多角的な視点からいかに物事の本質を見極められるか、そして多様な価値観の中でいかに責任ある選択ができるかということです。そのために、寛容性や耐性力、コミュニケーション能力の向上などが大切なのはいうまでもありません。本校の生徒たちは、日々の学習の中で、こつこつと努力しながらリベラルアーツを柱とした深い教養を身につけ、多くの行事や仲間たちとの触れ合いを通じて、互いの個性を認め合い、ともに新しい考えを生み出し一つのものを創り上げる体験を日々積み重ねていきます。そして、生徒と教員がともに学び合う環境の中で社会へはばたく大きな力を一つひとつたくわえていくのです。
子どもたちには、無限大の可能性があります。中学から高校にかけての6年間は、心身が著しく変化し、その後の人生にも大きな影響を与える貴重な時期といって良いでしょう。成蹊中学・高等学校でなら、そんなかけがえのない時間を、多様な個性を持つ仲間や先生たちとともに、考え、悩み、感動しながら成長することができるのです。緑豊かな武蔵野のキャンパスで、希望に胸を膨らませている元気な笑顔との出会いを私たちは楽しみに待っています
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